メモ

ただのメモです。備忘のためです。

東京輪舞 感想

見終わった後に登場人物のその後を、考えて、じんわり悲しくなったり、幸せになっててほしいと願ったりしてしまう、そんなお芝居だった。

女性は髪型や服装でだいぶ印象が変わるよね。それを除いても清水くるみちゃんが本当に演じ分けていて、すごかったなあ。かなりのめり込んで見てしまいました。過激というイメージ先行だったので、ドキドキしてましたが、全くそんなことはなく、素晴らしいセリフオンパレードの会話劇で最高だった。人間!欲望!愛!って感じ。

このお芝居ずーーーーーっと相槌が本当にいいよなあ。髙木くんの「うん」とか「えっ?」とか本当に良かった。パンフレットにそれも全部台本に書いてあるって書いてて、なるほど納得だった。あと間が、面白いと思う。間で、笑っちゃうとこけっこうある。

 

お芝居面白〜い!とただただ髙木くんかっこい〜!が混ざった感想です。

 

マカナとカイト:

生きるためにヤる。性欲処理のためにヤる。

愛はなくてもヤる。トイレでもヤる。

「このまえマジエロいことあったんだよね〜笑」ってカイトが友達に話してそう。ここでマカナとキスしてケモノになったカイトは、ジャスミンとワンナイトして「I'm Animal!」になる。

2回目見たときのほうが自然で好きだった。

 

カイトとジャスミン:セックスする

カイトが1番その辺の男性って感じ。ワンナイトして。軽くて。なんか指輪置いてったけど戻ってこないんだろうなと思ってたから、次のシーンで戻って来たことが分かって、ホッとした。

私(俺)のどこが好き?ってセリフが随所に出てくる印象だったんだけど、カイト→ジャスミンは顔だった。

好きになるのに許可いるの?って、強者のセリフだな〜って思ったり。

 

髙木くんのパンツ一丁ベット横たわり、とてもリアルで本当に本当に本当に!!!!って感じだった。でもとにかく足は長い。ジャスミンかわいくて本当に好き。

 

ジャスミンとマサ:手でする される

本当にマサが嫌い!!こいつ本当に嫌い!!

あの「えっ………これ、もしかしたら、こいつに襲われる(ヤろうと持ちかけられる)かも……」というあのまじキモ雰囲気が本当に嫌いだから、マッサージの空気感心底嫌だった。挙句の果てにはAV見ちゃったって……。本当に嫌いです。ただの欲望じゃん。興味本位じゃん。上下関係利用してそれに加えて貧困とか格差とかもっともぽいことベラベラ話してきて、分かってるよ君のことって!?!?本当にキモい!!!

 

髙木くんがさ、うつ伏せでマッサージ受けてる時、本当に正面だったんだけど。本当に本当に目のやり場に困った。脇腹とか横顔とか本当に凝視しちゃった……。仰向けになったって半身を起こしてるときの背中とか………。

 

 

マサとサヨ:射精する される

マサ嫌いすぎーーーーーー。サヨのこと幸せにするとか、ただのミーハー心でしかないと思うんだけど。絶対。あの庄司サヨとヤっちゃった〜〜🙌ってことでしょ?!どうせ!!!

 

サヨさん登場したとき可愛すぎてヤバかった〜〜。本当にかわいい!!!好き。薄っぺらい?世界線の連呼も好き。そしてそんなサヨにデレデレな髙木くんがかわいくてしょうがなかった。僕こんなに好きなのに(しっぽフリフリ)みたいな大型犬でもうかんわいかった。

 

サヨとたっちゃん:愛する

この流れで行為を表現するとしたら「愛し合う」かなと思ったので、ドンピシャだった。夫婦っぽい会話?が好きだった。「ほんとね」とか「そうだね」とか。子供に対する考えの男女差。女性とキャリアもここでちゃんと描くんだ〜って。現代東京。

時系列が気になる。このときにはマキちゃんと出会ってたの?その前の子と不倫の状態?そこ気になる。

 

バスローブ髙木くんも、ストライプパジャマ髙木くんも、ギャーーーーーって感じで、本当に好きだった………。なんか小難しいことペラペラ話している髙木くん、、、、、好きだった、、、、、。一般夫婦がキメセクすなー!!!

 

山中さんとまきちゃん:交尾する

1回目見たときは、ドラッグやって、不倫して、たっちゃんのこと本当にしょうもないなって思ったんだけど、2回目見て、なんかすごく感情移入してしまった。なんかヘテロ男性として生きていた自分が、「わざわざ」なんで、トランスのゲイと不倫してるんだろう?って、自分の性と向き合ったときの葛藤とか、サヨへの気持ちとか、そういうの考えて引きちぎられそうな気持ちになって、でもさやを大事にしなきゃって思ったり。本当に苦しかったんだろうなって思った。でもマキちゃんと出会って、やっぱり自分の性自認はこうなんだ…っていう核心みたいなのをもったんだろうなっていう。だからこそサヨにも言おうとして。なんだかんだ嫌いになれなかった。

 

けっこう山場なシーン。髙木くんシラフでガンギマリを演じていて、なんか笑っちゃった!笑ってないと疲れちゃうから!でもなんか言い回しとか含め好きなセリフ多いから、この景もかなり好き!!

 

まきちゃんとチャム:セックスをしない

ここの景が本当に本当に本当に好きだった。1番好きだった。まきちゃんが、チャムが、お互いに出会えて良かった。好きすぎて語れないくらい好き。性欲のない愛。ハグするところ好き。2回見て、2回ともジーンときて、家に帰って二人の関係を思って涙ぐむくらい。好き。

こういう関係の人に出会えたらなって永遠に思ってる。チャムが音菜って呼んでって言った時に、そう名乗りたいんだね?って言ってくれるまきちゃんが好き。

チャムのキャラも好きだったし、八王子ってとこもすごい好きだった。話し方とかも本当に好き……。まきちゃんが怒涛の持論を語っているときの、耳を抑えて「うるさいうるさ〜い」ってやっている髙木くん本当にかわいいから見て!!!!あとさ、えっ歌聞けるの!?えっまじ、えっ…まじぃ〜〜〜👐💓👐💓っ感じ。あの歌音源化して❤

 

音菜とジンさん:関係を持つ 

ジンさんと音菜はどこで出会ったんだろう。ジンさんは音のこととても大切なんだなって思った。周りに「友達」なんて思われたくないくらい。ポリアモリーっていう言葉を初めて聞いたし、そういう指向が存在するということも初めて知った。なかなか周りが受け入れられるのは難しそう。

 

ジンさん〜〜〜好きすぎる〜〜〜髙木くん、もう佇まいが俳優さんなんだもん〜〜〜。ベットに座って足の中に音を入れてハグするシーン良すぎた………。やられたすぎる!!!ジンさんに会いに来る髙木くんバージョンのチャムが見たすぎる。タバコもさーーーーー。ねぇ?最高でしたよね?

 

ジンくんとしょうこ:一緒に寝る

この景、本当に本当に本当に切ない。ジンくん、しょうこさん、ゆうとくん、音、それぞれがどうかどうにか幸せに生きていてほしい。

ジンくんは愛されてるねぇって……。その手が早いジンくんが改めて「好きな人」出来たんだって言うんだもん…。ポリアモリーということを、それを受け入れて結婚したつもりでも、やっぱり改めて、その時が来て、理解してって言われたら、けっこう難しいかもって思ってしまった。だって、私はジンくんだけが好きなのに……。属性って言われて、人間じゃないって言われて、、、それでもジンくんはショウコとの関係を続けようとしていて、本当に切なくて辛かった。

いまこの世界で、特に芸能人とかが、誰かと結婚していて、子供もいて、尚且つその他にも愛する人がいて、それでいて尚且つその全員と関係を続けますとなったとき、世間はなかなか受け入れられないだろうなぁと思う。まあ他人に受け入れてもらう必要なんて無いんだけど。それでもやっぱりショウコちゃんが言ってたように背負うものが多いとね……。

ジンさん本当に自分勝手だよ………。でも奥さんも音のことも大切にしたいという気持ちは本当に伝わったから、だからこそ辛かった。

 

しょうことマカナ:

ここも好きだったなあ。最初のシーンでは、まかなは生きるために体を売っていて、ただそれだけというか、それ以上でも以下でもないって感じなんだけど、ここでは確実に晶子に影響を与えていて。

 

とにかくジンさん晶子の幸せを願ってしまうし、マキちゃんとチャムの関係が続いていることを願ってしまう。

東京の情事って、ホストとか、不倫とか、なんかそういう単純な感じを想像してたから、かなり色々なところに踏み込んでいて驚きだった。

なんか短絡的だけど、皆愛されたいし、愛を求めてるんだなって思う。終わり方見て、東京っていう大都会でそういう関係になる人と出会うことがもうなんか宇宙じゃんと思ったりした。